働き方改革
なんて言葉を最近よく耳にする。
田舎にいると、右から左へ通り過ぎていくこの言葉。
政府を挙げて取り組んでいるもので、これからの時代はほんとにこれを考えていかなければならないと思う。
僕もまだ30代だし、いつかは結婚もして子供もできるだろう。
親の介護なんて話もあるのかもしれない。極めて当たり前の事でありながら、これまで、日本人はこういう問題を見て見ぬふりをしてきたから、今のように騒ぎ出したのだと思う。
前職の話。
前職は日本国内に約150拠点ある少し大きい会社に勤めていた。
当時私は転勤という船に乗ってしまい、約2年ごとに引っ越しを伴う転勤を繰り返していました。
自分の地元を離れて、(毎日始発の電車に乗って夜も遅くまで、休日出勤は当たり前、転勤を断るなんてありえない、会社の為に尽くせ!!!)
これが日本人としての正しい働き方のスタイルだと、誰に教えられる訳でもなく、自然とそんな考えが
身についていました。
言い換えれば、父親たるもの単身赴任になろうとも、朝は誰よりも早く出社をし、夜は遅くまで。休日なんて関係なし。
とにかく、仕事人間である事が最高の父親。
こんな考えが、日本では多く浸透していたと思う。もちろん、全てではないが。
30才になる少し前に僕は、少し理不尽な人事異動にあい、お陰様で転職を経て地元に帰ってくることができた。
実はその後も前職の同僚から、何人も相談を受けることがあった。人事異動に伴って、単身で引っ越しをするわけにもいかないから、どうすればいいか?という相談だ。
(家族もいる。子供は小さい。嫁さんの体調も良くない。親の介護も必要だ。)
こんな状況下であろうとも、会社という組織は、無常にも平気で転勤を命じる。
更には転勤を断ろうものならば、村八分のような扱いを受ける。。。こんな無常なことがあるか。
結局は家族を養っていくためにはお金が必要。今更転勤なんてできない。
そんな理由から、転勤を引き受け、地獄の単身赴任生活が始まる。
結局この考え方の根底にあるのが、何よりも会社が一番でその次にその他という考えであろう。
ま、政府はこの考え方を変えようと、今に至っているのだろうけれど。
つい最近も、元同僚が転勤を命じられた。
幼い子供が3人。 子供に転勤を告げると、過去に無い位な大泣きをしたらしい。
家族で一緒に行くかとの判断もあったが、子供の学校の事を第一に考え単身赴任を選んだようだ。
彼はもう転職をしない限り、おそらく、生涯単身赴任。
こんなことを考えると、ほんとにやるせない気持ちになる。
そうは言ったって、その会社に入社したのは、本人。本人にも責任はあるか?
今の自分はどうかと考える。
企業の太鼓連を立ち上げ、今地元地域では少し注目をされている。新聞にも半年で5回程載った。
大好きな太鼓を、会社のバックアップを受けて行っている。
こんな幸せな事は他にないと、本当に心から思うことがある。
(公私混同するな)
と言われた時代から
(公私共に)
という時代になればいいと思う。
大切なことは、突然日本全体をよくする事なんてできないと思う。
でも
(自分たちの身の回りくらいなら幸せにできる)
っと思って生きていくことが大切だと思う。
会社第一でなく、家庭や自分、自分の身の回りを大切に生きていくことで、最高の仕事ができる。
これが一番だと感じる今日この頃でした。
たまに真面目な宮ちゃんでした。
趣味も仕事も本気ですよ!!!!