お客様満足度
昨日は、国宝松本城太鼓祭りの実行委員会があった。
このお祭りの詳細はまたご案内するとして。
恐らくここら辺の太鼓打ちはこの一年に一回のこのお祭りを
最大の太鼓のイベントとして一年間活動をしていると思う。
そんで、前職の時の話。転勤族で出張族だった私。
当時名古屋に勤務し、担当エリアが信州と北陸地区だった。
大体が月曜日に名古屋に出社しそこから長野~富山~金沢~福井
と一週間かけてまわっていた。車での移動時間も、はんぱなかった。
こういう出張族にとって大切なのが、ホテルの選択。
大体二つのパターンに分かれる。
①とにかく安いホテルを探して、浮いた出張費をおこづかいにするパターン
②宿泊出張費を最大限つかって、出来る限りいいホテルに泊まるパターン
私は②のパターンだった。
なんせ、出張は大体がクレーム対応。一日の仕事が終わると、ドっと疲れる。
そんなことから、出来るならば、大浴場があって、畳の部屋で、朝食も美味しくって、、、、
という宿をいつも探していた。 出張も数を重ねると各地に常宿ができるようになってくる。
そして、信州松本の常宿はここ。ホテル花月。
http://matsumotohotel-kagetsu.com/
ここは私の中では松本の中で一番のシティーホテルだと思っている。
大浴場はあるし、畳の部屋もある、朝食もいい。
特にこの朝食は、連泊するお客様には前日と違うメニューをお客様個々に考えてくれる。
だから隣の人の朝食を見ると、自分とメニューが違ってたりする。
当時はかなり出張が多かったので、松本では常にここを予約するようにしていた。
その回数が多かったお陰で、当時は名乗らなくて黙っていても(宮様ようこそ)と鍵が出てきた。
そしてその出張族を離れ数年の時日が経った。転職をしこの地元に帰ってきたことから
このホテルに泊まる事もなくなった。
ここからがやっと本題。
毎年行われる国宝松本城太鼓祭り。全国各地から客人が訪れる。
今年も関東圏から数名の太鼓仲間が来ることから、この私の常宿をネットで予約してあげた。
予約後、一人が一泊早めに帰るなどあり変更が必要になった。こういう細かな変更は
ネットだと難しいなぁ~と思う事もあり、国宝松本城太鼓祭りの実行委員会のついでに
予約の変更をしに、この常宿に訪れてみた。数年の時日が経っただけあって、
大きく、リニューアルもされ、見とれながらフロントへ。入口では外国人の方への英語の対応をしている職員や
他のお客様などで、相変わらず混んでいた。
そして、そぉーっと列に並んだその時。
(宮様ようこそ ご無沙汰しております)
っと、名乗りもする前から、フロント職員が声をかけてくれた。
驚いた。ほんとに驚いた。何年も来ていない上に、なんだったらここ最近3キロくらい太ったりもした。
それでもここの職員は私の顔をみるなり、悩みもせずに(宮様)と一言。
とても、感動をした一幕でした。
企業たるもの、顧客満足度というものは口うるさく言われるものである。
でもこの顧客満足度って、一つの(物)が生み出すものでなく
あくまで(人)が生み出すものなんだなぁ~っと心から感じました。
久々に泊まってみようかな。ホテル花月。