障がいと向き合う


 

桔梗太鼓の活動の一つにNPO法人ケ・セラ様への太鼓の指導がある。
桔梗太鼓発足のきっかけにもなった人たちだ。
そのきっかけは以前のブログを見てもらうこととして。

先日の太鼓の日に中夢楽座のメンバーが応援にきてくれた。
丁度一年前だったか、彼らと交流会を行ってから中夢楽座の
メンバーも彼らをひいきにしてくれ、わずかながらも彼らの活動を
支えてくれている。 っというか、中夢楽座のメンバーが彼らを一方的に
好いているようにも見えるが。。。笑

彼らは、ダウン症や自閉症など様々な障がいを持った人たちの集まりで
生活の全ては音楽活動で始まる。
日々はオーケストラ活動がメインで、月に二度ほど太鼓の日がある。
私が伺うようになっておおよそ1年半の月日が経った。

正直な事を言おう。引き受けたはいいものの、どうやればいいか分からない時期が
結構早く訪れた。簡単に言えばさじを投げたくなった。っという事だ。

20人弱居る彼らと向かい合う時間は1時間30分。

当初は大変失礼な表現をさせて頂くとしたら(どう時間を潰すか)を毎回考えていた。
だから時に時間がとてつもなく長く感じる事もあった。

ただ、そんな心配もほんの一瞬だった。
彼らが私に寄り添ってきてくれるような感覚があった。
太鼓の中盤で、お茶タイムの休憩の時間がある。
そこでは皆が私とコミュニケーションをはかろうと向かい合ってくれる。
それぞれがそれぞれのかたちで。
だから自画自賛かもしれないが、比較的早い段階で彼らと親しくなる事ができた。

そして今の太鼓の時間はどうか。
正直毎回の1時間30分の時間が、毎度毎度短く感じる。
まだやりたい、もっとやしたい!!!っと私が思う以上に
彼らも興奮しているように思う。
しかもこの太鼓の時間は僕も全力で取り組んでいるせいか、
肉体的には私もとぉぉぉぉぉぉぉぉっても疲れていると思う。

彼らと向かい合って一年半。

障がいというものについて、私は語ることはできない。
しかし月に二回という少ない回数であれ、
和太鼓というものを通じて、彼らの事を少なからず理解出来てきたと思う。

もっともっと長い年月をかけて、もっと深く彼らと関わって行きたいと思う。

そして5月には彼らの年に一回のコンサートがある。
これを見てもらえると、彼らの事が少しわかると思う。
よっかたら見に来てもらえればと思う。


宮ちゃんでした。

2018年04月26日