「趣味なら本気で」を活動の最大テーマで発足した桔梗太鼓。
もうじき一年が経とうとしている。
この一年で数名の人がこの桔梗太鼓の門を叩いてくれて
素敵なメンバーとなってくれた。しかも大人も子供も。
活動ユニットの「桔梗」は僕以外完全に太鼓未経験者の集まり。
「趣味なら本気で」に賛同さえしてくれて、本気で取り組んでさえくれれば
誰でもOKとしている。結果的に小学校低学年から40歳代くらいまでの
年齢の方が現在集まってくれている。
特に子供が太鼓をやりたい!!!!と、来るときには一言だけ伝えることがある。
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それは、ここは習い事ではありません。本気で和太鼓に取り組む人たちの集まりです。
習い事感覚で子供を預けないでください。やる気が無くて、親に言われたから来てる
みたいなことがあれば帰ってもらいます。代表である私自身もメンバーと同額の会費
を払って、ただ精一杯和太鼓を楽しみたいだけなんです。
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この一言を必ず伝えるようにしている。
その結果、僕のメンバーに対する接し方は結構厳しいらしい。
(そんなに厳しくしたら子供たちはやめちゃうぞぉー)って中夢楽座の
メンバーにはよくいわれる。
そんな僕自身は、これっぽっちも厳しくしているつもりはないんだけれど。。。
そして先日の練習。桔梗はどこまで来ても和太鼓未経験者の集まり。
全ての演目が、中夢楽座の支援が無ければ成り立たないのが現実。
そんな事100も承知で、桔梗だけで演奏をしてみろと、無茶ぶりをしてみた。
しかも山呼という難し曲を。更にはその中でも一番難しいセンターパートを
小学校5年生の男の子にこれまた無茶ぶり。
曲がスタート。
前半をなんとかこなして、中盤の盛り上がりも危なっかしくもこなし後半へ。
案の定。一人が間違え、また一人が間違え、、、曲が迷走し、どこに行きつくか
分からない状態へ。まぁ、よく後半まで頑張ったもんだ、ただ曲がこれで止まって
しまうのは事実。止まってしまったら、ボロッカスに言うぞ!!!!
と決めたその矢先。。。。。。。
センターパートを無茶ぶりにも任された5年生の男の子。
完全に曲が停止してもおかしくないその環境下で彼は必死に曲を立て直そうと奮闘。
なんと、立て直して、、、、それどころか、逆に全員を引っ張って曲の最後まで完走。
この小さな体で、この大きな力はどこから来るのか?っと本当に驚いた出来事でした。
演奏が終わると、中夢楽座のメンバーからはすかさず拍手。僕は目頭が本当に熱くなった。
演奏自体はどう見ても、へたくそで人前に出せるような演奏ではなかった。。。。
けれど、確実に僕らは感動を覚えた演奏だった。5年生のこの奮闘。
僕らが思っている以上にもしかしたら「趣味なら本気で」を分かっているのかもしれない。
っと、たまには褒めたりもする宮ちゃん。この出来事は直ぐにお母ちゃんに伝え、
食卓に彼の大好物を並べてあげてくれないか!と一言。
お母ちゃんもすごく喜んで、大好物を用意しちゃいます!!との事。
っと褒めるのはこれくらいにして、これからも厳しくいくぞぉぉぉぉぉーーー
って、やっぱり厳しいのか????笑